
以前ワイドアンダーダクトなる商品の性能テストで風速測定をし、その結果をホームページの商品説明に添えていました。
車体裏のNACAダクトの後方に装着する事で吸気量をアップさせる商品(ワイドアンダーダクト)の装着前・後でどの位吸入風量が変化するかを風速で計測し数値を比較グラフに表したというものです。
それを実施した時に「サイドインテークはどの位効くのか??と」気になってました。
今回同様の計測器を用いてそれを調べる事と、オリジナルエアロパーツ・サイドステップ(現在販売見合わせ)をノーマル×装着した場合とその比較を実走テストしその様子を動画撮影してまいりました。

計測器はダクト後方の好位置に配置、ここでダイレクトに走行風を受けるという訳です。

「ノーマル時」
空気の流れが分かりやすい様に吹き流しも付け走行。

瞬間最高値6.1m/s(ノーマルダクト状態)

「サイドステップ装着状態」
動画を切り抜きした画像ですが、これでご覧いただいて分かる通りノーマルダクトでは吹き流しがかなり荒れているのに対し、アデレイドのサイドステップは吹き流しが直線的に流れています。(良いところを切り抜いた訳ではありません)
これは恐らくダクトの黒色のアルミネット前方が張り出している形状が整流しているのではと思われます。
ですが、計測値は・・・?

風速は4.4m/sとノーマルに比べかなり低い値となっていました。
因みにどちらの数値も時速100㎞の時になります。
(4.4m/sはノーマルダクトの時速55㎞相当)
これはエアロパーツ製作者としてはかなりショックな結果となり、当然動画編集しYouTubeにUPできる”気力”になるものにはなりませんでした。
はやりノーマル最高!?
自己満ダメエアロ?
ここのブログは訪れる人が少ないのでこちらにお立ち寄りになる少数の方へこの結果正直に白状いたします。
そこで以前計測した車体裏にあるNACAダクトはどうだったか?と言いますと、12m/s 100㎞でありました。
あの小さいダクト1つでサイドダクト両側もの吸気ができるとは流石NASAの前身NACA。
サイドダクトがこれ位の数値だという理由は空気が乱れているからという事があるのではないかと予想します。
フロントタイヤでかき乱された空気がダクトに入り難いからではないかと思います。

アデレイドのサイドステップがダメエアロだった原因の一つが
これではないでしょうか?
インナーダクトと称する内側に取り付けるダクトと2ピース構造だったという事。
エアロパーツのダクト部分が外に張り出したデザインで空気を捕まえる形状になっていても、内側に導く流れに繋がっていなかった!?
”風は面に沿って流れる”
ダクト内部に取り入れられていなかったのが低い数値の原因だったのではないかと結論付けました。
エアロのデザインセンスも・・・

撮影では更にスモークを発生させる機器を使い空気の流れを可視化も試みました。
「カメラ2台の下に付いている四角長いのがスモークを発生させる」
乱れる風の中でダクトに近い部分では煙が入っていく感じでダクトに吸い込まれるような流れではありませんでした。
このテストは田舎ならではの・・・【車の通行が極めて少ない道路で数秒間実施】
この様な結果になり他エアロパーツ達とこのまま販売を見合わせた商品としてお蔵入りにするかと考えた所でもありますが、先日ヤフーショップ運営様より注意をうけた次第でもあります。
それは「アデレイドは実態があるのか!?」
と疑われた事です、ほぼ全ての商品を非表示にしヤフーショップを休店のような状態で置いたのでご連絡いただきました。
このブログでアデレイドは通販事業を見直しとかカッコいい事?書きましたが、今後ヤフーショップが使えなくなると再出店の許可を受けるのは難しと思われるので、スライドホルダーの再販からヤフーのお店を生かしていこうとしたところであります。
そこで次の展開を考えるとオリジナルエアロの性能がこれでは・・・
付けて良くなるモノでないといけません。
ヤフーショップは審査が厳しいんですね、それに比べ〈ama×on〉は緩いので転売ヤーが横行していてアデレイドプランニングの商品も価格を大幅に上乗せし誰かが勝手に販売しています。
先週再販し始めた”スライドホルダー”も早速→代行業者か何かわからない業者から注文があります。
結構マレーシア・シンガポールの方から個人でもメール注文が入るので、海外のエスロク乗っている人に流れているのか?と思うとこです。
(皆さん転売にお気をつけください。)
【それはそうと問題のエアロパーツ】
このネタは今後こちらで続けます、良い結果が公開出来るようなりましたらその一連をYouTube動画にてUPしようと思います。